自然のことに向き合う

 

ここ最近

妊娠後期の「恥骨痛」のケアで

お越し下さる妊婦さんが多く感じます。

 

寝返りの時に痛む。

椅子やベットから起き上がる時に痛む。

歩いてる時に違和感がある。

座っていても痛む。

 

カウンセリングでお話聞いてると

辛さが伝わってきます…(´・ω・`)

 

妊娠中の恥骨痛は

それだけ骨盤が開いてきて

からだが出産準備モードになってる証拠。

 

妊娠中に分泌されてる

リラキシンホルモンが

靭帯を緩ませているから

おなかの赤ちゃんの成長に合わせて

骨盤が開いてくことができるんです。


 

その結果『恥骨離開』が起き

左右の骨盤を繋いでる恥骨が

5mm程度(ひどいと10mm)も開くという

ほぼ脱臼に近い状態(  Д ) ⊙ ⊙

 

でも、コレは妊娠経過で自然なこと。

 

骨盤が開いてくれないと

赤ちゃんが生まれる体勢になれないし

もし、いざ出産!!

って時になっても産道が狭くて

赤ちゃんが通れない。

 

こーんなに可愛い赤ちゃんが

頑張って生まれてこようとしてる時

苦しい思いはさせたくないですよね。

 

お母さんの体は凄いよっ☆

頑張ってる!

 

恥骨痛は、妊娠中のマイナートラブルの1つ。

 

この痛みを和らげることは出来ても

完全に取っ払うことは

正直言って出来ません(′;ω;`)

(魔法が使えたらいいけども…ハリポタでもサリーちゃんでもないのでw)

 

自然に起きることなので

それに逆らわず、寄り添うようにケアして

日常生活では

恥骨に負担をかけないように

気をつけて過ごすことが1番なのです。

 

ケアにお越し下さる妊婦さんも

 

「この痛み無くしてー」

 

と、完全に恥骨痛を無くすことを

目的とされてる方も多いですが

からだに起こってる事と向き合い

どう過ごしていくか。

 

ここにも意識を置いてあげてください。

 

マタニティーマッサージで痛みを和らげた後の

日常生活の過ごし方で大きく違ってきますよ。

 

 

 ≪恥骨痛がある時の過ごし方≫

 

・長時間の運動、物を持ち上げたり運んだりは避ける

・なるべく小股で歩く

・ゆっくり動き無理な動きをしない

・横になる時は、膝を曲げた姿勢で休む

・座るときは足組みはNG!!!膝をわずかに開いて座る

・起き上がる時、寝返りの時は、なるべく足は開かず、出来るだけ両足一緒に動かす。

・腰を曲げる姿勢はせず、背筋をまっすぐの状態を意識する。

 掃除機をかける時は前かがみにならないように気をつける。

 ベットの下やソファーの下を掃除するときは、膝をついて掃除する。

 洗濯物をカゴから取り出すときも腰を曲げず、膝を曲げて取る。

 洗濯物を畳むときは、アイロン台やテーブルなどを使用して畳む。